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国会議員団松野頼久記者会見

【2015.10.22】松野頼久代表 記者会見


平成27年10月22日(木) 松野頼久代表会見における発言


定例会見を始めます。
今日、私の方からは特にご報告することはありません。
皆さんの方から何かありましたら。


【「法律意見書」について】
Q:昨日、「法律意見書」が提出されたことについて。
A:リーガルチェックを受けて郷原弁護士らにより執行部が正統なものであるという確認をいただきました。
Q:それに対して橋下大阪市長が、ツイッターで党の規約を理解していないと反論しているが。
A:我々は政党として正式な手続きに則って私の代表の任期の延長もしておりますし、党の運営もしていると思っています。


【党内の動向について】
Q:今日午後に村岡氏など4名が、離党届を出されるとのことですが、受理するのか。
A:受理する予定です。
Q:離党届を出すこと自体への受け止めは。
A:大変残念です。執行部として国民の皆さんに申し訳ないと思っています。
Q:4名を除名としない理由は。
A:敵対的行為をしているわけではありませんので、円満な形で受理したいと思います。
Q:4名は円満な解決を目指していたができなかったことに対する抗議と離党理由を述べているが。
A:4名の会見を聞いてみてください。
そのように言っている人がいるかもしれないが、4名の総意としてではないでしょう。
Q:大阪組を除名処分にしたことに関して、執行部に不満があると主張しているが。
A:除名はしたくはなかったのですが、明らかに敵対的行為である党規に基づいていない「党大会」を開くことに対する対抗手段として仕方ないのです。
いきなり除名したわけではありません。
党規に基づかない「党大会」を開くという通知がきたので、そのように対応したということです。明らかな敵対的行為ですから、断腸の思いで判断しました。
Q:報道によると、4名が大阪組と連携するという話も出ているが。
A:それは分かりません。4名に聞いてみてください。
私が聞くところでは、報道のとおりではない話もあるようです。
Q:明日、下地議員が沖縄で会見されるということですが、代表に対して何か連絡はあったか。
A:まだ何も話はありません。


【「党大会」とその影響について】
Q:大阪で24日に「党大会」を開き、週明けに党の解散届を提出するとしているが、解散届を受理されたら維新の党がなくなってしまう可能性もあるのか。
A:解散するつもりはありません。
党大会は、執行役員会を経て、代表が召集すると党の規約に書いてあるわけです。規約が変わっていない以上、正式な党大会とはいえないと思います。解党するつもりは、まったくありません。
去年の選挙で840万人の方に投票していただいた有権者や、今回5万2千人の方に入党していただいた党員の皆さんへの責任だと思いますし、簡単に政党を作ったり壊したりすべきではないと思っておりますので、解党するつもりはありません。
Q:24日に開くとされる「党大会」に、まだ除名になっていない維新の党の党員が出席した場合は。
A:参加する理由によります。
お付き合いで見に行った、分からずに勘違いして出てしまった方もいらっしゃるかもしれません。
内容を精査し、次の新党に行くということで出席した方と、そうではない方とを区別しなくてはならないと思います。
自民党の党規を読んでみると、同じ国政政党を作る行為、参画をする行為というのが、党規違反として最初に出てきます。普通、政党というのは、こういうものだと思います。
次の国政政党に参画をするという意思の下に出席された方と、そうではなくゲストとして行かれる方、様子を見に行かれる方、いろいろな方がいらっしゃると思いますので、「党大会」に出たこと、すなわち何か処分ということではないと思います。
Q:「党大会」で党の解散を決議するとしているが、解散決議に参加し、賛成した場合は。
A:幹事会で決定いたします。


【総務省への届け出について】
Q:届け出行為なので書類の不備がなければ、総務省として判断できないという考えがあるが、逆にいうと総務省が受理することはないだろうという考えか。
A:双方の意見が分かれているものを受理することはないと思います。
もし受理するならば、例えば私が自民党の解党届を出して、すべて手続きに必要な書類が整っていれば受理してしまうのでしょうか。民主党の解党届も出せてしまいます。そんなことは有り得ないと思います。
国会でも「維新の党代表 松野頼久」で活動してきているわけですから、今までの活動実績は何なのだということになります。それを受理することはないと思います。常識で考えれば。
政党法という法律がない、法の不備だと思います。
Q:総務省の担当者には手続きについて確認しているのか。
A:確認しています。
Q:総務省としては書類を受け取らないということか。
A:双方の肩を持つことはないと話しています。
Q:昨日、郷原弁護士が党大会に基づき解党届を出した場合、偽計業務妨害の可能性が高いと発言したが、代表も同じ見解か。
A:細かいところまで分かりませんが、弁護士の方がそうっしゃっておられるなら、そうなのではないでしょうか。党規に基づいていない党大会を開催すること自体、異常な姿だと思います。


【院内会派について】
Q:昨日、参議院の山崎議長が、片山氏の提出した会派離脱届を受理したことに対し、党や会派として異議申し立てなどは。
A:本来であれば、議長が双方で話し合った結果を持ってきてくれと言うのが筋なのではないかと思います。議長がお帰りになられたら参議院の議員の方々が話をしに行くと思います。
山崎議長は旅行の直前に成田から電話で伝えたというような話なので、議長が帰られたら話をしたいと思います。
Q:議長が受理したということ自体の受け止めは。
A:一方に偏っているのかな、と思います。本来であれば、議長から意見を調整した後に持ってきてくれというのが筋だと思います。
Q:参議院の会派に関しては議長が帰って来られてからということだが、衆議院の方は。
A:参議院の動向を見て判断します。


【TPPの合意結果について】
Q:橋下氏はツイッターでTPPに関して維新の議員の色分けをしているが、維新の基本的なスタンスは。
A:TPPに関しては基本的に推進。ただし、国益に大きな影響を与える場合は反対ということが、結党の原点であったと思います。その方向性は変わっていません。
Q:今回の合意内容と言われているものを見ると、大幅に譲歩しているのではないか。
A:まだ報道ベースでしかわかりませんので、国会決議に基づき、農水委員会の決議にあるように情報を速やかに出して、審議をし、プラス・マイナスの影響がどれだけあるか議論をしなくてはならないと思います。
Q:民主党と基本的な立場は同じなのか。
A:まだ分かりません。
政府が情報さえ出さない状況ですから。国会さえ開かない状況ですから。
まず国会を開いて説明を求め、そこから判断します。


【その他】
Q:「党大会」で代表を決めると言っていますが、だったら代表選で堂々と戦えばよかったのではないか。
A:そうなのです。まったくその通りです。
代表選を11月1日に定めて、10月から代表選がスタートするという状況でした。
普通の政党は、代表選挙で方針を争点に戦い、選挙後は勝った方も負けた方もその方針に従って党の中に留まりやっていく。それが普通の政党のルールです。
どうしても政党と意見が合わないということであれば離党することもありますが、だからといって、「党名は使うな」、「分党するな」と要求するようなことは、今までの政党の離合集散では有り得ない話だと思っています。
まして党規に基づいていない「党大会」を開催して、代表任期は切れていたから新しい代表を選ぶというような話には、本当に驚いています。
Q:大阪組が急に党を出て行ったのは、党員数で代表選に勝てないからだという報道があったが。
A:それはわかりません。
代表選挙が延びることよりも、党員を集める絶好のチャンスと捉えるべきではないかと当時、橋下氏が言っていた。そのとおりで、なかなか党員になっていただくのは厳しいですが、所属議員は党員を一生懸命集めました。本来でしたら代表選挙で決着をつければ一番よかったのではないかと今でも思っています。


以 上