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国会議員団松野頼久記者会見

【2015.10.01】松野頼久代表 定例会見


平成27年10月1日(木) 松野頼久代表会見における発言


国会も終わっておりますので、特段私の方からお伝えすることはございません。
皆さんの方から何かありましたら。


【新党立ち上げと橋下発言について】
Q:橋下氏が今日の夕方、会見をして新党立ち上げを表明する予定ですが、今の段階での見解は。
A:どのような形になるかは分かりませんが、我々は大阪都構想を全力で応援していますので、新党から都構想が出てくるのであれば応援したいと思っています。
Q:離党した橋下氏が、ツイッターで維新の党を「偽物の維新の党」と表現しはじめていることについて、どうお考えでしょうか。
A:あまり仲間で悪口を言い合うのは良くないと思います。
この1ヵ月で何か変わったのか、と言うのが感想です。
Q:橋下氏がツイッターで、維新の党の野党再編は国民を裏切った、民主党と組むと改革ができない、仕事のできない公務員に辞めてもらうようなことは公務員労働組合に応援してもらう新党にはできない、などと発言していることについて。
A:橋下氏は1ヵ月前、野党再編のやり方は私とまったく同じだとおっしゃっていました。
私は既存の民主党と維新の党の合流などということは一度も申したことはありません。
まず維新と民主が率先して政策の旗を立てて、他の野党にも声をかけていき、政策に賛同するものがあれば旗の下に結集するという方針はまったくブレているつもりはありませんし、以前橋下氏に説明した通りだと思っています。
そのプロセスの中でいろいろな交渉があり、出た結論が違うなら違うとおっしゃっていただきたいですが、まだ進めている最中で最終の形が決まったわけではありませんので、そこは、しっかり見ていただきたいと思っております。
労働組合についてもおっしゃっていますが、労働組合はあくまで政党の支援団体であって、野党再編の相手である政党ではありませんので、そこもしっかり見ていただきたいと思います。
Q:今日、新党について橋下氏自身の言葉で説明があると思うが、これを受けて4者協議に影響を与えることはありえるか。
A:それは分かりません。
わが党から新党に参加する議員が出てくれば、当然、党にも関係があることだと思っています。
とにかく見てみないと。
ただ、報道で新党の基本理念などを見ていますが、我々の党とまったく変わりないので、なぜ分裂していくのかという理由は、私は今でも釈然としません。
Q:橋下氏は自ら政党の創設にかかわり、できた政党が自分の思い通りにならないと怒って新しい党を作るような行動をしているが、このような行動をどう考えるか。
A:どうこうというよりも、私ども執行部が結党時の方針と違うことをやったのであれば、それは言われても仕方ないのですが、野党再編にしても今年の党大会でみんなで決議して、党の活動方針の一丁目一番地としてやっているわけです。
ですから、先ほど申しました通り、なぜ分かれなければいけないのかという理由、はっきりした理由は未だに釈然としていないと思っています。
できれば今でも、またひとつの形で野党再編に向かってもらいたいと思っています。


【4者協議・分党・党名について】
Q:今日午後、2回目の4者会議が始まりますが、今回の協議では具体的にどのあたりを詰めていかれるのでしょうか。
A:去年の衆議院選挙で維新の党に840万票を入れていただいた有権者の皆さんに、そして今回1人1票で代表選挙を実施すると言って新たに党員になっていただいた5万人の党員の皆さんに、どうやったら責任を持てるかということだけを考えて話し合いをしているところです。
昨年の選挙では少なくとも維新の党ということで投票していただいたわけですから、その任期中は投票していただいた方々にきちんと責任を持たなければいけないですし、野党再編も総選挙で訴えていることですので、投票していただいた皆さんにどうやったら責任を果たせるかということだと思います。
お金の問題などはどうでも良い話で、それよりも、投票していただいた方々への責任を公党として、どうすれば果たせるのかということの一点です。
Q:お金の問題はどうでも良いとおっしゃっていましたが、大阪系議員の分党は認める方向なのでしょうか。
A:分党をするともしないとも、私は一度も言ったことはありません。
先ほど申しました通り、去年の選挙で有権者の皆さんが維新の党に対して次の4年間の任期について投票していただいたと思っておりますので、私が考えているのは投票していただいた方々にどうすれば責任を果たせるかということの一点です。
Q:維新の党という党名を返して欲しいと言っている件については。
A:個人の商店ではありませんので。「維新の党」として4年間の任期を有権者の皆さんからいただいておりますので、そこは残していきたいと思っております。
Q:解党するまでは維新の党だが、解党したらまったく別の名をつけるのか。4年間の任期というが、維新の党という党名を4年間持ち続けるということか。
A:総選挙により有権者の皆さんに少なくとも4年間の任期として維新の党へ票をいただいています。
ただ、例えば野党再編という形であれば、これも選挙で訴えて党大会で決議もして皆さんに公表しているものですから党名の変更はありうるかもしれません。
我々は公党ですから、野党再編がない限り、維新の党として4年間の任期で有権者の皆さんに投票していただいたことを重く受け止めなければならないと思います。
Q:年内に維新の党という名前がなくなる可能性もあるということか。
A:分かりません。


【吉村議員の辞職について】
Q:今日午前中に吉村洋文衆議院議員が離党届と議員辞職願を提出しました。離党届の扱いと大阪市長選出馬についてのご意見をうかがえますか。
A:離党届はきちんと執行役員会で受理いたします。
市長選については、仲間ですからぜひ頑張ってもらいたいと思っています。
Q:離党して市長選に出るということに関してのお考えは。
A:吉村氏が無所属で立候補するのか大阪維新の会というローカル政党から出るのか分かりませんけれども、もちろん円満な形での離党だと受け止めていますので、推薦願が出されれば機関決定して応援していきたいと思っています。
Q:吉村議員の辞職に伴い、おそらく椎木保前議員が繰り上げ当選されると思うが、比例名簿を操作するということは。
A:しません。


【両院議員総会開催要請について】
Q:先週金曜日に両院議員総会を開かれたと思いますが、その日のうちに再び両院議員総会を開くべきだという署名が十数名分集まったようです。今週末にはそれから1週間経つのですが、明日、両院議員総会を開く予定は。
A:基本的に両院議員総会は、党の規約にはないものです。国会議員団規約の中で、国会運営に係わる部分だけ国会議員団規約を今停止しているので、両院議員総会の規定を残しているのです。
もともと党の規約で国会運営の部分は国会議員団に全部委任されています。委任されている範囲の中で両院議員総会は位置づけられています。
両院議員総会は党全体の話をする機関ではないので、開催するか否かは両院議員総会長と相談して決めたいと思います。
また、議題の内容が両院議員総会の規定に合うのかどうかも精査しなければいけません。
今4名で協議している内容に一定の方向が見えたならば、全議員にお知らせをする機会をどこかのタイミングで作らなければいけないと思っておりますが、それが両院議員総会なのかというと、両院議員総会の規約上の位置づけや性格とは違うと思います。


【安倍政権の新政策について】
Q:安倍政権は「1億総活躍社会」と新しい「3本の矢」を訴えていますが、それに対しての受け止めと対応は。
A:最初の「3本の矢」の検証が必要なのではないでしょうか。
株価も1万7千円割れしていますし、今のやり方で経済が良くなっているのか。少なくとも地方経済、私の地元などを歩いても、地方の都市を廻ったり中小零細企業の皆さんの声を聞いていても、アベノミクスで本当に良くなったという声はほとんどありません。
逆にアベノミクスでかえって厳しくなった、売上は上がらないが円安の影響で資材や原材料の高騰により苦しくなったという声ばかり聞きます。
アベノミクスの新しい矢を放つ前に、本当に今までのやり方が、アベノミクスの最初の矢が正しかったのか正しくなかったのか、その検証が先なのではないでしょうか。


(以 上)