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【2015.11.12】松野頼久代表 定例会見
平成27年11月12日(木) 松野頼久代表 会見における発言
【野党再編について】
Q:昨夜、江田前代表と民主党の細野、前原議員が会ったが、江田前代表から報告は。
A:両議員と会って意見交換をしたという報告はいただきました。
Q:解党して新党結成で一致したようだが、野党再編に向けどのような影響を与えるか。
A:野党再編に向けていろいろな動きが出てくることは、非常に良いこと。私もできれば年内に維新・民主両党に他の政党も含めて、改革勢力が解党して一つの旗の下に集まるのが好ましいと言い続けてきました。
野党再編への動きには期待しますが、あくまで私は岡田代表との信頼関係の中でこれまで話をしてきましたので、引き続き岡田代表とも話をしていきたいと思っています。
Q:江田前代表からは、解党するという報告はなかったのか。
A:解党して1つの党になることで一致したと、まさに報道に出ているとおりの報告をいただきました。
Q:年内に解党するということか。
A:はい。私が言い続けていることですし、実現できればベストだと思います。
Q:近日中に岡田代表と話す機会はあるか。
A:今のところありません。
Q:民主党の中にも解党から新党結成に至る道にはさまざまな考え方があるようだが、新党結成の可能性とスケジュールは。また、何が新党結成のハードルになると考えるか。
A:岡田代表なり枝野幹事長なり民主党執行部がその気になり、首を縦に振ってくれれば済む話ですね。
維新の党と民主党という二つの政党が合流して魅力的な政党ができるならそれで良いが、1度、両党以外の政党も含め、共通の政策という旗の下に集まり直すとういうダイナミックな変革を求められているのではないかと思います。
我々は政党のために政治をしているわけではありません。有権者の皆さんにも去年の選挙の際、野党再編に進むと約束しているので、我々は野党再編をする過程であれば解党しても良いと思っています。それ以外の原因で解党することは、有権者に約束をしていないので、絶対に駄目だと思っている。
少なくとも魅力のある政策という旗の下に集まり直すということが、必要ではないかと思っています。
Q:民主党との政策協議について、日程的に決まったことは。
A:今月末くらいでしょうか。
【党代表選挙について】
Q:代表選について、現時点で松野代表の立候補は。
A:まったく白紙です。
代表選挙という機会に大いに政策、党の在り方を議論すべきだと思います。
Q:分裂協議で党がまとまっていない状況が収まるまで代表は変わらない方が良いのではないかという意見もあるが。
A:そのような可能性もあります。
【自民党が結党60周年を迎えることについて】
Q:11月15日で自民党が結党し、55年体制が成立して60年の節目を迎える。55年体制に対する評価と、小選挙区制が導入され政権交代を経た現在の政治状況について。
A:55年体制はある時期まではうまく回っていたのかも知れません。高度成長の時代、政官業が一体となって日本の経済復興をしてきた中で結果は出ているので、55年体制は一つの形だったのかも知れませんが、今の時代に合っていないことは確かではないでしょうか。
低成長の時代に入り、相変わらず財政赤字は続き、税金が上がり続ける。さらに少子高齢化の社会という今まで直面したことのない状況では、小選挙区制度の導入により政権交代可能な二大政党制の形に収れんされるべきではないかと思います。
一概に55年体制が悪かったわけでもないと思います。ある時期まではうまく機能していた。
保守合同でできた自民党が現在まで政党として存在しているわけですから、我々は特にこのような状況ですから見習わなければならないと思います。1つの政党に収れんしていくことは良いが、簡単に政党を作ったり壊したりすべきではなく、しっかりした政党を作らなければならないと思います。
Q:松野代表の祖父が保守合同に参画しているが、その孫として自民党の今の在り方、果たした役割やこれまでの経緯についてどのように思うか。
A:敗戦から戦後復興まで含め、自民党にはそれなりの功績はあったと思います。
政官業が一つになって日本を引っ張っていくという成功体験から未だに抜け切れず、財政赤字を抱えながら財政出動は公共工事一辺倒のような状態が続いている。もちろん自民党の功績はあるが、時代に合わせて変えなければいけない部分が変えきれていないと思います。1千兆円まで財政赤字が膨らんでいながら公共事業で景気対策をするなど、変えなければならない部分を変える必要がある。そのために我々は新しい政党を作ろうとしている、これが現実だと思います。
【臨時国会について】
Q:与党の幹部が、臨時国会を見送ることを改めて確認したが。
A:臨時国会を開かないのは、異常な姿ですね。
よほど国会が嫌いなのだと思います。
特にこれから複数税率の話もありますし、TPPも予算委員会でのわずか数時間の審議では語り切れない内容です。特にTPPは国益に係わることですから、臨時国会を開いてしっかり説明するべきだと思います。
【その他】
Q:前回の会見で上西議員の有馬温泉の件が取り上げられたが、その後、上西議員から連絡は。
A:上西議員から電話をもらいました。「ご迷惑をかけてすみません。自分は維新の党ではないと言ったのですが、維新の党のことのように書かれてしまった」と。
少なくとも維新の党が存在していない時期の話ですから、明らかに有馬温泉の件は維新の党とは関係ありません。日本維新の会としても有馬温泉には行っていません。私も行っておりません。