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国会議員団松野頼久記者会見

【2015.10.27】松野頼久代表 記者会見


平成27年10月27日(火) 松野頼久代表会見における発言


お疲れさまです。
先ほどの執行役員会では、離党届を提出した7人の議員に関して今日、幹事会が行われたこと、1人1人ケースが違うので今日から幹事会で事情の精査を始めることが報告されました。
それ以外で決定事項はありません。
執行役員会の冒頭でも申し上げましたが、「臨時党大会」なるものを開催し解党を決議するというのは、まったく考えられないこと。執行部としてまったく認められるものではないことははっきり申し上げておきたい。
私も政党の離合集散は見ているが、勝手に出ていくグループが、勝手に党大会を開いて解党を決議するのはまったく考えられない。我々はしっかりと党運営をしていきたい。


【離党届の提出者などへの対応について】
Q:幹事会で精査する7人とは先週、離党届を提出した議員を含むのか。
A:離党届を提出した、小沢鋭仁氏、小熊慎司氏、重徳和彦氏、村岡敏英氏、吉田豊史氏、下地ミキオ氏、儀間光男氏の7名です。
Q:それ以外の党大会出席者の処分はこれからか。
A:そうです。丁寧に精査したいと思っています。
Q:幹事会で精査というが、1人1人呼び出して話を聞くのか。
A:それもあわせて検討しています。
Q:新党参加が明らかな反党行為であるならば、31日の「結党大会」出席者は間違いなく除名処分か。
A:「結党大会」への参加もさまざまな事情があると思います。ただ、少なくとも国会議員であれば党の設立届に名前が入ります。どこの政党も二重党籍は認められないので、それを見極めて判断したい。
Q:幹事会で精査となると、その結果が出るのは31日の「結党大会」以降ということか。
A:そうなるだろう。
Q:地方議員が多いと思うが、「党大会」に委任状を提出した議員への対応は。
A(今井幹事長):出席者は動画等で確認できるが、誰が委任状を提出したか確認できるかという問題もあるので、それも含めて検討したい。
Q:すでに除名となった150名もの地方議員から聞き取り調査を行う予定は。
A(今井幹事長):党紀委員会に諮っている。
Q:離党届を提出した議員も、「党大会」参加者も、いろいろな事情があると思うが、処分の判断基準は。
A:党紀に基づき、党紀委員長が幹事長に「意見」を伝える。それに基づいて対応を決定する。党紀規則で措置や処分が決められているので、それに則ってやりたい。


【先日の「臨時党大会」なるものについて】
Q:「党大会」で都構想の未払い金を党で支払うと決議したことについて。
A:公党ですから支払うべきものは支払う、それは当たり前。
そもそも執行部はこちらであり、なぜ党規約に基づかない「党大会」で決議するのかまったく意味不明。「党大会」自体、まったく認められるものではない。
Q:支払うというが、内訳も精査した上でということか。
A:代理店との契約でしょうからおかしなものは含まれていないと思います。
支払うべきものを払うのは当たり前。
ただ、「党大会」で決議する案件なのか。
「党大会」がまったく無効なものであることは重ねて申し上げたい。
Q:都構想にかかった費用は、政党助成金から支払うのか。
A:そうだと思います。とにかく泥仕合を止めていただきたい。我々から出て行ってくれなどと求めたわけではない。勝手に出ていくと言い、出ていく人たちが党規約に基づかない「党大会」を開いて解党を決議するなどまったく考えられない。
Q:「党大会」で、聴聞もせずに地方議員を除名したことに対して維新の党が地方分権でなく中央集権の政党になってしまったとの批判があったが。
A:まったくそのようなことはない。
我々の方向性が変わったわけではないし、方向性が変わったから出ていくという理由も分かりません。ただ感情論で出て行くようにしか思えません。政策的な違いがあるわけではありませんし、今年2月の党大会で決議した方向性から現執行部がはずれた行動したわけでも、選挙で訴えた約束と違う行動をしたわけでもない。みんなで決めたルールの中で、みんなで決めた方向へ活動していたにもかかわらず、明確な理由もないまま党を飛び出していく。その理由が今でもわかりません。
地方分権をないがしろにするつもりなどまったくない。ただ、我々を批判してくる大阪維新の会というグループに対しては、こういう状況なので関係を続けられないから、そこの部分は除名したということ。処分は地方議員1人1人ではなく大阪維新の会というグループに対して行った。我々をあまりにも攻撃してくるので、これは敵対的行為以外の何物でもないと判断した。
決して地方分権や地方議員を軽く見ているとか、ないがしろにしているとか、そういう話ではありません。


【NHK日曜討論への片山議員の出演について】
Q:NHKの日曜討論に、片山議員が結成していない「おおさか維新の会」を代表して出席し、他の野党から批判が出ているが。
A:まだ結成していない党を代表して日曜討論に出演させるのは考えられない。どんな基準で選ばれているのか知らないが、ありえないことだ。
Q:片山議員が日曜討論に出演した件で、片山議員は元総務大臣でもあるので昔の関係があるのかNHKに抗議や質問など考えているのか。
A:政党でもない団体の代表として片山議員を番組に出演させたのだから、NHKには確認してみたい。よもやそういったことはないと思うが、そのように言われても仕方ない状況なのかと。
民間放送ならともかく公共性の高いNHKですから、国会の審議で予算も確定しているわけですから。


【総務省への届出について】
Q:党の代表変更届や解散届が提出されても総務省は受理しないと考えているようだが、受理されなくても法的手段に訴えるのか。
A:それはわかりません。
大阪側も私を刑事告訴すると聞いている。
定かではないが、大阪側が届け出に行ったが受理されなかったという話も聞いている。
常識で考えて、社会的にも国会でも「維新の党代表」は「松野頼久」として認知されている。
自分たちの要求が通らなかったから代表任期が切れていると言い出して、党規約に基づかず勝手に「党大会」を開いて総務省に届出を出す。こんなことが許されるはずがない。総務省が受け付けないのは当たり前だと思う。こんなことがまかり通れば同じようなことがどこの党でも起こってしまう。
Q:橋下氏はツイッターで現執行部が勝手に届け出たと述べているが、代表が指示して届け出たのか。
A:そのとおりです。当たり前ではないですか。代表の執行権の中で行った行為です。社会的にも国会でも認められたものですから。
Q:変更しようとしたのは「主たる事務所」と「会計責任者」か。
A:そうです。
Q:総務省に受理されたのか。
A:受理されていないです。大阪側の解散届も当然、受理されないと思います。
現状、「維新の党代表 松野頼久」以外の届出は受理されないと思います。受理されないということは、「維新の党代表 松野頼久」の届出が現在も有効なものとして継続しているということです。
Q:昨日、代表が総務省へ行く件がなくなったと聞いたが、その経緯は。
A:先方からお会いするのは差し控えたいと。


【民主党の松本剛明議員の離党について】
Q:民主党の松本剛明元外相が離党届を提出し、これから会見を行うとのことだが、受け止めについて。
A:いろんな意味で、野党再編が必要と感じた。松本さんは人物・能力・政策ともに本当にすばらしい議員。できればぜひいっしょに行動したい。
Q:松本議員の離党には、民主党執行部への反発があったようだが。
A:それは他党のことですからわかりません。離党の理由は聞いていませんし、よくわからないのに他党のことにコメントすべきでないと。
Q:今後の野党再編に与える影響は。
A:それはわかりません。


【その他】
Q:自民党の二階総務会長が来年の通常国会の召集を1月4日と発言。例年1月下旬の召集時期を早め、臨時国会を開かないという野党の批判をかわそうとする考えのようだが。
A:秋の臨時国会を開かないということは国民の代表者に説明しないということであり、国民に説明しないということ。これは国民を冒涜している。
臨時国会で審議する案件がなければいいですよ。しかし、TPPがあり、複数税率がある。閣僚のスキャンダルが報道されても国会で質す場がない。
国会を冒涜していると同時に、国民に丁寧に説明しようという意思がないとしか思えない、と思います。
Q:衆議院の会派問題は。
A:今後、幹事会の件とも絡むので、参議院の様子も見ながら丁寧に考えていきたい。今すぐ判断することもないと考えている。


以 上