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【2015.10.20】松野頼久代表 記者会見
平成27年10月20日(火) 松野頼久代表会見における発言
先ほどの執行役員会で、代表の任期満了に伴い、党の規約、代表選挙規則に基づき党員1人1票制の代表選挙開催を決定しました。
日程に関してはできるだけ早く実施したいと思っています。ただ、党員名簿が大阪本部にあるので、名簿を入手し次第、開催したいと思います。1人1票の代表選挙はわが党の代表選挙規則に基づいたものですが、元々、橋下氏が言い出して私も大いに賛同して導入したものなのでしっかりやりたいと思います。
仲間同士で悪口を言い合うのはみっともないので、指摘されている事実関係のみきちんと説明したいと思います。
1)代表は任期切れとの指摘がありますが、弁護士のチェックも受けていますが、党の規約等に基づき、まったく問題ないと思っています。その任期が11月1日に切れるので、1人1票の制度を導入したわが党の代表選挙規則に基づき、代表選挙を行いたいと思っています。
2)党員や昨年末に投票していただいた840万人の有権者の皆さんに「解党」すると不安を与えてしまったことに、執行部としてお詫びします。ですが、「解党」することはありません。有権者の皆さんに選挙から選挙まで我々の政党は任期を与えられていますから、その任期をまっとうしたいと思っています。
3)「解党して残ったお金を国庫へ返す」ということを橋下氏はおっしゃっていますが、都構想の経費の支払いが終わっていないので、10月24日に解党すれば、わが党は赤字で借金だけが残り、12月分の政党交付金を含めてもほとんど残らない財政状況です。来年の分の政党交付金は他党が分けるだけで国民の手に戻るわけではないと思っています。
4)今週末24日にまったくインチキな「党大会」を開いて「解党」を決めるとの報道もあるが、これも弁護士にも確認したが無効と思っています。
橋下氏が言い出し、私も本当にすばらしいと思った1人1票の代表選挙で決着をつけるということを、どこの党でも行っている。できれば代表選挙で決着をつければよかったと思います。党規則や国民からいただいた負託に基づき、しっかりした党運営をするのが我々の責任だと思っています。
本来であれば、内閣に対しての質問やチェックをする、来年の軽減税率を含めた税制の議論をするのが筋と思っています。早く収拾を図り、本来の国政の問題に邁進したいと思います。
執行役員会で、執行役員の補充を行いました。
選対委員長...今井雅人幹事長が兼任
幹事長代理...太田和美
総務会長代行...木内孝胤
組織局長...横山博幸
3名を新たに充てました。
私からは以上です。
【代表選挙の開催と代表任期について】
Q:代表任期を再延長せず代表選をするのか。
A:午前の執行役員会で任期を代表選投票日まで再延長しました。11月1日以降も投票日まで代表ですが、代表選はできるだけ早く行いたいと思います。わが党の正式なルールですから。
Q:現時点で、松野代表自身の代表選への立候補は。
A:まったく考えていません。
Q:代表選まで代表任期が続く根拠は。
A:党の規約から落とし込んで執行役員会で決めています。代表選挙実施と同時に決めました。
Q:小野議員が代表任期延長を認める7/2の橋下氏のメールを公表しているが。
A:私にも届いているから確認しています。メールの現物は個人的なもので控えさせていただきますが、代表任期が伸びることよりも党員拡大を優先すべき、代表任期が伸びるのは小さなことと述べている。私もまったくそのとおりだと思いました。ですから、橋下氏が、私の代表任期が伸びることを問題に思っているとは思いません。
【党員名簿、党の通帳と印鑑について】
Q:党員数は以前発表された約5万人か。
A:締め切った段階の数であり、その後、辞退もあったはずです。
党員名簿は大阪が管理しているので細かいところはわかりません。
Q:党員名簿が戻ってこなかったらどうするのか。
A:事務的な話でこれから精査したいが、名簿を返却してくれるものと思っています。
Q:大阪本部に名簿を返却してもらうための具体的な取り組みは。
A:(幹事長)返却を求めてはいるが、先方は回答を保留しています。
Q:通帳や印鑑も大阪にあるのか。
A:(幹事長)先日申し上げた状況から変わっていません。まだ返してもらっていません。
Q:返還に応じない中で、次の打つ手は。
A:(幹事長)実務レベルでは法的措置も含めて考えています。
Q:今日、政党交付金が振り込まれるが、口座から動かせない状態なのか。
A:そうです。
大阪の方々は私の代表としての任期が切れていると言われるが、政党交付金の申請書が大阪から総務省へ、「維新の党 代表 松野頼久」名で申請されている。10月以降、私の代表としての任期は切れていると言われていますが、10月6日付けで「代表 松野頼久」で申請されているのも事実です。
入金はされるでしょう。私もお金はどうでもいいと思っているから気にしていません。ただ、職員として働く皆さんの雇用もあり、各地方組織で働く人たちの雇用もあり、いきなり解党はできないと思います。その人たちの生活もあるから、そこはしっかり判断していきたいと思います。
【橋下氏のツイッター上の発言について】
Q:橋下氏がツイッターで批判的な発言を繰り返していることについて。
A:少し前まで一緒にやってきた仲間ですから、あまり悪口は言ってほしくないと思います。ですから、私も批判ではなく淡々と指摘されている事実関係のみ説明している。
維新の党が政策や方向性が変わったのであれば批判をされてもいいのですが、1ヶ月、2ヶ月前と変わっていない情勢です。分党とか交付金で合意できなかったから批判されていると思うが、私はそういうことはしたくありません。
Q:橋下氏がツイッターで、「解党」というような客観的な言葉だけではなく、例えば「つぶす」というような言葉を使っていることについて。
A:私たちは野党ですから戦う相手は政府であり、与党でありというのが、私たちに与えられた筋だと思います。与党になり行政に責任を持つ立場になれば責任を果たすのが、国民から国会議員が負託された責任だと思っています。
【その他】
Q:臨時国会に関して、本日与野党の幹事長・書記局長会談が行われたが与党は開催に慎重な態度だった。野党としてのお考えは。
A:通常、臨時国会はほとんど開かれますから、TPPの話もあり、複数税率の話もあり、また内閣の所信も聞かなければいけないので、国会を開くべきだと思います。
Q:島尻大臣が自分の写真入りカレンダーを配っていた問題について。
A:選挙区に物品を配ってはいけないというのが公職選挙法です。ですから、もし法に抵触しているならば、しっかり国会に出てきてもらい説明を求めたいと思います。
新閣僚のスキャンダルが週刊誌その他で報道されていますので、こういうことを隠すために国会を開かないのではと思わざるをえないです。
予算委員会が開かれると聞いておりますが、そこでしっかり質していきたいと思います。
Q:島尻大臣はカレンダー状のものをポスターと言い張っているが。
A:整理して見なければならないが、ルールを守っていないなら、潔くされるべきだと思います。
Q:24日の「党大会」に除名していない国会議員が参加した場合の対応は。
A:ゲストか一員としての出席なのかで異なるが、対応は幹事会で決定します。
Q:新たに補充した執行役員はどのような視点で選んだのか。
A:幅広い意見を取り入れられる方という思いで選び、任命しました。