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国会議員団柿沢未途記者会見

【2015.06.30】柿沢未途幹事長 大西議員の発言を受けてのぶら下がり会見


平成27年6月30日 柿沢未途幹事長ぶら下がり会見発言


【マスコミ威圧発言を続ける自民党議員について】
Q:「報道機関を懲らしめる」との自民党の大西議員の発言について、ご所感をお願いします。
A:驚きました。いったい何がしたいのでしょうか。自民党の勉強会でマスコミに対してスポンサーに圧力をかければいいんだという話をして、それが大西議員だということが明らかになり、一定の注意を受けているわけですよね。
昨日も国会で菅官房長官が答弁して、大変非常識な発言だと言っている側から、表で皆さんに再びスポンサーに圧力をかければいいんだと公言するというのは、感覚を疑わざるをえないと思います。
ここまでくると自民党としての対応が問われると思います。
きちんとした処断をしなければ、「マスコミがうるさいから圧力をかけて黙らせよう」「安保法制についても国民の理解が深まらないのは、マスコミが歪めた報道をしているからだ」「左翼新聞が偏向報道するからだ」、表でいくら違うと説明しても、本音では自民党という政党はこういうふうに考えているんだと見なさざるをえないと思います。
自民党という政党の対処が問われる段階になっていると思います。


Q:自民党の総裁は安倍総理ですが、安倍総理の責任については、どの程度追及していくお考えでしょうか。
A:率直にいって自民党の勉強会も大西議員も安倍総理の応援団のつもりで、こういう発言を繰り返しているわけですよね。
安倍総理ご自身が、国会で国民に対して開かれた場所で「私の考え方は、全く違う」とはっきり言っていただく必要が出てきてしまっていると思います。
そうでなくて、奥歯に物が挟まったような言い方をされ続けていると、「やっぱりそうなんだ」「今、総理だから言えないけれど、はやり同じように考えているんだ」と思われても仕方なくなっていくと思います。
これから、恐らく今週中に平和安全特別委員会の集中審議で安倍総理が出席される場があると聞いておりますので、そういうところではっきりとした見解を語っていただく必要があると思います。
自民党が言論弾圧政党であるのか、そうでないのか。そして安倍総理がその考え方に同調しているのか、していないのか。このことをはっきりさせていただかなければならないと思います。


Q:安保法制の審議には影響を与える問題だとお考えでしょうか。
A:総理に私たちが野党として尋ねる場としては、今週中に行なわれると聞いている特別委員会における総理入りの質疑で、このマスコミ圧力発言についても、安保法制の国民の理解が進んでいない、中でも沖縄等々において極めて厳しい反応があることについてのコメントとして言及されていることから始まっているものですから、安保法制の国会審議と無縁とは言えませんので、そうしたところで私たちも問いただしていくことになろうかと思います。
(了)