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国会議員団松野頼久記者会見

【2015.06.11】松野頼久代表 定例記者会見


【2015.06.11 松野頼久代表記者会見における代表発言】


現在平和安全特別委員会において安全保障の議論が今行なわれていますが、委員会の方もなかなか進んでいないという状況です。
それに伴いまして、国会の会期の大幅延長の話として異例中の異例だと思いますが、2ヶ月とかいう数字が出ています。
もっと政府は、ただただダラダラと時間が流れるのに委ねるのではなくて、きちっと国民に分かりやすい、説明をしていただきたいと思います。
11本の法案がまとまっていますから、相当論点は多岐に渡っていると思いますが、今の説明では、国民の皆さんは全くわからない。「存立事態」とはなんぞやというと、サイバー攻撃にも関係があるのではないかとか、それも武力行使の要件ではないかとか、そのような答弁も飛び出しているやに聞いておりますので、どこまでが我が国の「存立事態」なのか、そういう事態が起こったら自衛隊はどこまでどういうオペレーションで、どこまでの活動ができるのかという事をしっかりと、分かりやすく説明をしてもらいたいと思っています。


今日はこれから、同行していただける報道各社もたくさんと聞いておりますが、自衛隊の朝霞駐屯地に実際の自衛隊の活動を見て、懇談をするために伺う予定ですので、是非一緒に行きましょう。


Q:先ほど代議士会で、議員の皆さんから執行役員の中での情報共有をもう少ししっかりして欲しいという意見が出ていましたが、そのように受け止めていらっしゃいますか
A:基本的に情報共有はできているんですけれども、例えば今回の派遣法改正案の対応についても賛否は大体こうなりましたと、政調では反対の意見が多かったですと、修正案を出したものに関しては概ねこれくらい与党がのんだのでそれに賛成します、という出口の情報交換はできています。
ただその途中のプロセス、国会の運び等は、僕も毎朝国対に出ている訳ではありませんので、国対委員長がやっているんではないかと思います。
ただちょうど、執行体制の移行期だったということもあり、若干そこの出足で少しチグハグだった面もあるのかもしれませんが、基本的にはこれからしっかり、代表・幹事長・政調会長・国対委員長が毎週月曜の夕方5時に連絡会を設けて、その中で情報交換、情報共有をしながらものを決めていきたいと思っています。


Q:今回、情報共有・意思疎通が出来なかったのは、執行部が変わったというのが一番大きな理由なのでしょうか。
A:今は代表職なので、僕自身は関与してませんが、基本的には党務は柿沢幹事長に任せると宣言していますので。
ただ大きなところは勿論きちんと代表としてチェックもします。
ですからそういう意味も含めて定例の4者会議で意思疎通をはかりながら、連携を深めていきたいと思います。
ちょっと見ていると、ルールもどこまでが国対の役割、どこまでが政調の役割、例えば修正をするしない、大きな方針は幹事長なり、私がする。そして修正の中身に関しては、これは政調同士でやると。国対は運びをこういうふうに行うという、そのルール付けももう一回きちっと新体制のなかでやったほうがいいんじゃないかということは、柿沢幹事長に申し上げたところです。


Q:今日は野党国対委員長会談が開かれて、ただそこには維新が入っていないということなんですけれども、今後の野党共闘についてどのような影響が出ますか。代表がずっとおっしゃっている野党再編の話もあると思うのですが、そこに対する影響はどうでしょうか。
A:それはまだ分かりません。僕は将来的な長いスパンの話をずっと申し上げているので、そういう近視眼的な話は分かりませんが、基本的にまだ野党共闘をしましょうというセレモニーはやった覚えはないんですよね。
だから民主党が50人以上の候補者を出してきても、当然こちらは文句を言える立場ではない。違う党なのだから違う党として出されたのでしょう。
我々も違う党なのだから違う党として国会を運営しますよと。
選挙協力をしましょうとか、野党共闘をしましょうと言って合意した記憶はないので、当然いろんなチグハグな動きと言われますけれど、違う党なのだから当たり前なんじゃないかと思います。
合意したなら、(勝手にやったと言って)怒られても仕方ないんですけれども、ただ民主党は民主党で50人以上の候補者をうちにぶつけて出してきているわけですが、それに対して私自身が怒っているわけでもないし、選挙協力をしましょうと合意があるなら当然怒りますけれども。
国会も同じで野党共闘しましょうといって、党首同士なり、幹事長同士が握手したことはありませんよね、まだ。
だから当然違う動きになって当たり前なんじゃないかと思います。


Q:関連で、先ほど14時から野党国対委員長会談で維新が外されている話と、あるいは厚生労働委員会の方の国対の回しなんかも、結構他の野党からは批判がありますが。
A:3党で出した法案を、1党だけ修正をしてしまったという点は、これは申し訳ないと思います。
ただ定例日外に委員会を立てたとか言って怒っているところもあると聞いていますが、国民の皆さんが聞いたらば、定例日外だけど、立ったからせっかく年金の集中審議というものを我々は勝ち取ったのだから、その審議の場に出てきてくれたほうが、良かったのかなと思いますよね。
国民の皆さんに定例外だから審議に出ないって通用しますかね。


Q:他の野党の批判として、維新は与党か野党か分からないというようなことを言っている、それに対してはどうでしょうか。
A:野党ですよ。我々は宣言しているように、なんでも反対の野党になるつもりはありません。いい物はいい、悪いものは悪い、しっかりそこはメリハリを付けて申し上げていく、そのスタンスですから。でも野党です。
大臣を出して連立を組んでいるわけではないので、やはり議会としてのチェック機能を果たす野党であると。ただやり方の違いで、しっかり年金は審議時間をとるということに対して、それは出来たと思っています。
ただ定例日か定例外にこだわるかこだわらないかは、それは党としての体質の問題。
特にこの年金のデータが流出しているという非常事態でもあるので、あまりそこにはこだわらずとも、もし審議が出来る環境が整えば、審議する時間の確保を優先しても、僕は構わないと思いますね。
僕は視察に行って申し上げたのは、緊急事態で土日っていう言葉が出たので、土日って認識が緊急事態のなかであるんですかって、これは年金機構にも申し上げたように、やはり定例外だろうが土日だろうが、やはりこういう個人の情報が125万件も流出している、それが更に拡大するのではないかとか、一体どこまでのデータが出たのかとか、隠蔽があったんじゃないか、こういう報道が連日なされているなかで定例日にこだわるとか、土日にこだわるってことはナンセンスだと思います。


Q:先ほど法案を1党だけで修正したことについて申し訳ないと言われましたが。
A:そこはちょっと申し訳なかったかなと思います。


Q:もう少しやりようがあったのでしょうか
A:もうちょっと丁寧に、民主党にも、生活の党にもきちっと説明をして、同意を得て、したほうが良かったなと思います。


Q:説明したら同意が得られたでしょうか
A:分かりません。ただ丁寧な対応は必要だなと思います。それは信義則として。
そこは申し訳なかったなと思っている点です。

(了)