活動情報

動画

国会議員団松野頼久記者会見

【2016.03.17】松野頼久代表 定例会見


平成28年3月17日(木) 松野代表記者会見要旨


○新党結成に向けて党名が決まり、綱領と規約の党内手続きを進めている。これで27日の結党大会を迎えることができると思っている。すばらしい党ができるよう引き続き尽力したい。


○(民主党の枝野幹事長が、改革結集の会に新党への参加を呼びかけたことについて)枝野幹事長のみが最終的な決定権者ではない。両党の合意がなければ、新党に別の政党が合流することはない。岡田代表との合意事項では、「理念・政策の一致を前提に」幅広く結集を呼びかけるとしている。しかし、改革結集の会は我々の会派の予算案に反対しており、理念・政策が一致していると言えるのか。昨年11月の大阪府知事・市長ダブル選挙では民主党が支援した候補者とは別の候補者を応援しており我々と同じチームと言えるのか、ということも見極めながら検討したい。合流するには、以上のことをクリアすることが条件となる。


○(改革結集の会に対し、今井幹事長も石関国対委員長も会見でケジメをつけるべきと発言しているが)現時点で合意しているのは民主党と維新の党が合流するということ。改革結集の会が維新に合流した後、維新と民主が合流するなら何ら問題はないが、党として予算案に反対した以上、理念・政策の一致という前提が崩れており、新たに3党が合併することはあり得ない。


○(予算案への反対行動を清算しなければ、改革結集の会の新党への合流は難しいのか)政党は党議決定により予算案への態度を決定する。国会での重要性は、首班指名、不信任・弾劾決議等、予算案、法律案の順になる。議会に籍を置くものとして、一般の法案ではなく予算案で態度が異なったことの重みは噛みしめなければならない。


○(改革結集の会の議員個人であれば受け入れるのか)我々に合流するなら、喜んで受け入れる。戻るための条件は特にない。


○(改革結集の会が合流するには、他に方法はないのか)少なくとも維新と民主は合流で合意しているが、理念・政策が違う政党には結集を呼びかけないことになる。政党として予算案に反対しているが、個人となれば別な話になる。この件は枝野幹事長にも伝えてある。


○(来週、衆議院でTPPに関する特別委員会が始まるが)現在も交渉の過程がまったく開示されていない。「交渉で知りえた情報は速やかに国会へ報告する」という附帯決議を守るよう政府に繰り返し求めてきたが、守られないまま大筋合意がなされた。交渉結果も概要版しか公表されず、細かい内容がわからない。情報開示をしたうえで審議をはじめてほしい。


○(新党の綱領案に「2030年代に原発ゼロ」という表現を入れることについて)綱領としては細かい内容で、言葉がなじまないと考えている。政策に含まれている内容であるから「原発に依存しない社会を作る」など綱領らしい言葉遣いにすべきと考える。今日も夕方、両院議員懇談会を開くので議論したい。


○(安倍政権は3年にわたり企業に賃上げを求めてきたが、今年の春闘では多くの企業でベースアップが鈍化したことについて)消費増税分のマイナスと比べ、果たして国民が豊かになったのか。また、政府が設備投資や人件費に充てるよう求めていた企業の内部留保は増加を続けている。党の決定ではなく持論だが、企業の留保金に課税する必要がある。


○(石破大臣が法案を間違うなど政府の「ゆるみ」が指摘されているが) 何を審議するかもわからずに委員会に出席しているのだから、まさに「ゆるみ」だ。本来であれば、理事が止めて準備を整えた上で委員会を再開すべきだった。国会の中でけじめをつけていきたい。

以 上