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国会議員団松野頼久記者会見

【2016.02.25】松野頼久代表 定例会見


平成28年2月25日(木) 松野代表記者会見要旨


○昨年5月の代表就任以来、100人規模の政党か政治グループをつくるという公約を掲げ、3月中に公約通りの新党が誕生する。新党結成の調印式に合わせて執行役員会を開催し、機関決定したい。


○(新党結成合意までの最大の障害は何だったのか)20年の歴史を持ち、500の地方支部と1,000人の地方議員を抱える民主党という政党の解党が物理的に困難だったことは論点の1つだ。民主党は国会議員1人を残して全員が離党し、党名、綱領、規約や政策などを変え、改めて結集することとなった。会見で何度も述べているように、単なる事務的解党ではなく、99%以上の政治的解党を決断してもらえたので、我々は了承した。岡田代表だからこそ、この荒業が実現できた。岡田代表の決断を非常に高く評価するとともに、感謝している。


○(新党の役員人事について)これまで話をしていないので、今後検討することになる。新党結成後、継続党員の確定と新規党員の募集にも時間が必要なので、参院選後に代表選挙を実施する。


○(新党の党名について) 我々はまったく新しい党名を求めているが、民主党内に「民主」という名前を残したいという意見があることも承知している。新党の党名について議論をするのは、国民に信頼される党名、国民が覚えやすい党名にするためだ。そこで、何らかの形で国民の意見をきくという結論を出した。客観的に決まった党名であれば、「民主」の文字の有無は問題ではない。


○(新党結成に至った現在の心境と、今後の選挙への対応について)新党結成と同時に、野党5党の選挙協力の枠組みができたことも重要と考える。代表就任以来、言い続けたことが実現し、感無量だ。国民に現在の安倍政治について問い、政権交代を目指したい。一昨年の総選挙でさえ、共産党を含めた野党候補の得票数の合計が与党候補の得票数を上回る小選挙区が過半数となる。野党が候補者を1人に絞る戦略を実現できれば本気で政権交代を狙う体制を作ることができる。それが現在の1強多弱の政治に緊張感をもたらすと考える。


○(新党結成は「野合」との批判が出ているが)自民党の谷垣幹事長も野合とおっしゃっていたが、自民党と公明党の連立政権ほどの野合はない。「あなたたちには言われたくない」という気分だ。


○(維新・民主以外の幅広い結集を求めるとのことだが、どの党派に呼びかけるのか)まだ呼び掛けてはいないが、岡田代表と相談して決めたい。個人的に共産党以外のすべての党派に声をかけるべきと考えている。少なくとも野党5党の枠組みの中で協力することは確認しているが、おおさか維新の会は4月の京都補選に候補を出すようなので、呼びかけるか一考が必要だ。


○(野党5党の協力関係の今後と、政権交代に向けた政策について)政権交代を実現したら、今回の選挙協力の条件の1つとした安保法制の廃止は実現しなければならない。その他の政策は今後、国政選挙の公約づくりの過程で検討することになる。少なくとも維新と民主は統一会派結成時に7項目の政策合意をしているので、それをベースにブラッシュアップすることになる。


○(衆院選挙制度改革に関する自民党案は調査会の答申よりも後退した内容となっているが)本当に身勝手と言わざるを得ない。調査会の答申に従うと調査会設置時に合意していたはずだ。調査会の「7増13減」案に従わず、自分たちに有利か不利かの都合で「0増6減」案を出してくる自民党は許し難い。定数削減もわずか10人の削減になぜこれほど大騒ぎになるのか。国民に消費増税を押し付けながら国会議員がのうのうとしている姿は国民の理解を得られない。

以 上