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今井雅人国会議員団記者会見

【2016.02.16】今井雅人幹事長 定例会見


平成28年2月16日(火) 今井幹事長 記者会見要旨


○本日午前中の執行役員会では、「衆議院選挙制度に関する調査会」の答申への対応を議論。22日の意見聴取では「平成22年国勢調査をもとにアダムズ方式による選挙区割りを行い、議員定数を10削減する。平成27年の簡易調査をもとに微調整し、次期衆院選に適用し、定数10削減する」と意見を表明することとなった。自民党案は定数削減を先送りし、削減の実施時期も明確にしていないようが、絶対に許されない。次期衆院選は定数削減して臨むべきと徹底的に求めていきたい。


○本日昼に開かれた民主党との選挙関係調整会議では、民主党から京都3区補選で立候補予定の泉健太氏に対する支援要請があり、基本的に推薦になるのではと回答した。わが党からは、両党の候補者が重なる衆議院の小選挙区の候補者調整を急ぐよう求めた。


○(民主党も「調査会」の答申受入れを正式表明するようだが)議院運営委員会の議決に基づく諮問に対する答申である。答申に従うのが当然であり、従わない党の方がおかしい。


○(22日の意見聴取で自民党は定数削減の先送りを表明するようだが)自民党が定数削減を先送りする「おかしな」意見を表明するとは思わない。必ず答申に従った意見を述べると考えている。


○(先日の会見で松野代表は、参院選を維新単独で戦うと判断した場合、独自候補擁立の可能性にも言及した。民主党との合流がなくなっても京都3区の補選で泉候補を推薦するのか)京都3区補選については今日話を聞いただけで、党内で議論をしたわけではない。維新と民主の合流協議の結果は別として、自民党に対抗する必要があり、対抗する力が分散するのは避けるべきと考える。


○(京都3区補選では、共産党も含め野党系候補を一本化すべきか)まず、自民党の方針がわからない。参院選の前哨戦でもある。そのような前提で各党が調整すべきだ。


○(昨夜の共産党志位委員長との会談について)今後の政局や協力体制、安倍政権に対する勢力をつくる必要性について話をした。具体的には参院選や衆院選にどのように臨むのか意見交換した。共産党とは考え方の違いもあるが、安倍政権の政治に対する危機感は共有している。


○(これまで避けてきた共産党との会談を今行う意味は)共産党を避けてきたわけではないが、参院選も近づき安倍政権のほころびも見えてきた。胸襟を開いて議論する時期になった。


○(民主党内には維新と民主の合流協議を参院選後に先送りすべきという意見もあるようだが)私が知る限り、民主党から正式にそのような話は聞いていないのでコメントのしようがない。だが、参院選を戦うためには早く結論を出すべきであり、先延ばしにする意味が分からない。基本的には、自民党に対抗できる勢力を作れるか、国民に受け入れられるかが重要だと考える。


○(野党第1党の民主党の動きが遅いのでは) 参院選まで残り4か月であり、緊張感を持つべきだ。改憲勢力が3分の2を占めたら政治的大敗北であり、今後5年、10年と今の体制が続きかねないという危機感を持つべき。その危機感があれば思い切った判断ができるはず。民主党を含めた野党全体が政権を奪取するという気概を持つべきだ。

以 上