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国会議員団松野頼久記者会見

【2016.01.07】松野頼久代表 定例会見


平成28年1月7日(木) 松野頼久代表 定例会見における発言


明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
1月4日から通常国会が始まり、昨日(6日)代表質問が終わりました。
今国会から統一会派を組んでいますが、我々の党としての主張をしっかり述べていきたいと思っています。
私からは以上です。


【「日本を元気にする会」との統一会派結成について】
Q:参議院で維新の党と「日本を元気にする会(以下、「元気」)」が統一会派の結成を届け出た。参議院で民主党と統一会派を結成する方針は変わっていないか。
A:変わっておりません。
民主党との間では、すでに衆参で統一会派を組むという合意をしております。他党含め幅広い結集を呼びかけていくということも民主党との合意文書の4項目目に入っております。民主党とは党と党で、岡田代表と私、枝野幹事長と今井幹事長で合意した範囲の中で納まっていると理解しています。
あくまで民主党と統一会派を組む前段の動きと思っていただいて結構です。

Q:参議院の民主党の幹部からは、不快感を示す発言が出ていますが。
A:どのような発言か聞いておりませんので分かりませんが、少なくとも例えば、民主党は我が党と統一会派を組む前に参議院で無所属の水野賢一氏と、衆議院で無所属の野間健氏と統一会派を組むなど、順序が若干前後することはありうることだと思います。ですから、我々は幅広い野党が結集し政権交代可能な体制を作るという枠の中であれば、問題ないと理解しています。

Q:民主党の岡田代表に順序が違うこともありうると説明する予定はあるか。
A:岡田代表にすべてお話をしていますし、結成の届けを出すことも、昨日、今井幹事長から枝野幹事長にお話をさせていただき、了解を得てから行動しています。どのように不快感が出ているのかは知らないのですが、少なくても党対党という関係の中では理解をしながらやっている、と理解しています。

Q:統一会派結成の記者会見で「元気」の松田代表が「民主党との交流を前提としたものではない」と発言しているが、維新と「元気」の方向性は一致しているのか。
A:松田代表ともお話をしましたが、野党再編ということに関しては、共通の思いを持っているはずです。
「自分たちは決して与党ではない、野党が大きな塊になっていくことに関しては同じ思いだ」という話をしました。松田代表が民主党と統一会派を組むということに関してどのように考えるかは分かりませんが、統一会派から新党に向かって行こうということになれば、いっしょにやっていけると思いますので冒頭申し上げた方向性は違っていないと思っています。

Q:「元気」をはじめ3党は昨年の安保法案に賛成し、今後も自公と5党協議を続けると松田代表は発言しているが。
A:NHKの番組で松田代表の思いを聞きましたが、松田代表は政府の安保法案に賛成ではなかったのです。「元気」の議員の数では政府案に反対するよりも、賛成して政府案に条件を付けることで一歩でも歯止めをかけられればという思いだったと番組で語っていました。本来は反対だが賛成することで何か勝ち取れればという思いの賛成だと理解しています。
我々も独自の対案を出して、同じ思いで悩みました。もしかして賛成することによって我々の思いが法案に入れば、不十分ではあっても一歩でも何か前進させるのかと議論も党内でしました。
最終的な行動は違っても、思いは一緒ではないかと思います。

Q:「元気」との統一会派結成には基本政策の合意などはなかったようだが、参院で民主党と統一会派を結成するときは改めて基本政策などについて議論するのか。
A:民主党については、基本的に衆議院の統一会派結成の段階で基本政策の合意はできています。

Q:「元気」も、維新の党と民主党が合意した内容に合意する必要があるのか。
A:新党が結成され、「元気」が参画することになれば当然必要なことだと思いますし、「元気」が民主党と統一会派を組む、あるいは三党で統一会派を組むということになれば、考える必要があるかも知れません。ただ、合意に向けたハードルは低いと思います。


【新党結成について】
Q:岡田代表が、新党結成は3月までに判断したいと発言したことについて。
A:大変歓迎しておりますし、私も同じ思いです。
年頭の挨拶で春先くらいまでに動きが出てくるのではないかと申し上げましたが、その時期も岡田代表が考える時期と同じぐらいになるのではないかと思います。

Q:春先というのは、参院選に向けての準備を考えてのことか。
A:タイムスケジュールを考えますと、その辺からスタートしないと間に合わなくなってくると思いますので、そういう意味で春先ということを申し上げたつもりです。
時期も岡田代表の考えと私の考えは合っていると思います。

Q:維新の参議院には、民主党と統一会派を組んだ後、本当に新党ができるのか不安を感じている方もいるようだ。岡田代表と松野代表が話し合って新党結成を明確にする予定はあるか。
A:今現在、そのようなことをはっきりさせるつもりはありませんが、岡田代表と私が考えていることは近いと思います。

Q:衆参で民主党も含めた大きな新党を作る上で、今回の「元気」との統一会派は妨げにならないか。
A:大きな新党を作るという同じ線上の動きではないかと理解しています。
共産党以外のすべての野党がひとつになるべきだと、これまで申し上げてきました。ですから、当然、「元気」もひとつになる対象ですし、今回の「元気」との統一会派結成は同じ路線の中での動きだと理解しています。
統一会派を組む順番は民主党の方が後になるかも知れませんが、「元気」に野党に軸足を置いてもらうという意味もありますし、最終的に大きな固まりになっていく時に一緒になれればという思いを持っていますので、同じ方向性の動きだと思っています。
また、民主党との合意事項の中にも納まっていると思います。


【参院選の選挙協力について】
Q:夏の参院選で、野党系の無所属候補を10名以上集めて確認団体を作り、選挙活動の幅を広げようという話が出ていることについて。
A:大変良いことだと思います。

以 上