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国会議員団松野頼久記者会見

【2015.11.19】松野頼久代表 定例会見


平成27年11月19日(木) 松野頼久代表 会見における発言


テレビや新聞報道であるように、民主党の皆さんもいよいよ野党再編に動き始めたと思っています。
代表に就任した時、年内に100名規模の新党、できなくても自民党に対抗できる政治グループを作りたいと申し上げました。今、その方向に動ていることを歓迎します。細かい詰めはしていかなければいけないですが、しっかりやっていきたいと思います。
私の方からは以上です。皆さんから何かありましたら。


【野党再編について】
Q:年内に民主党との統一会派を結成する可能性について。
A:もちろん歓迎する話だと思いますが、正式に打診があった訳ではありません。
いろいろなチャネルからそのような話は舞い込んでいます。
当初より岡田代表に申し上げているとおり、統一会派として何をなすべきか。民主と維新だけの統一会派ではなく、その他の皆さんにも同じ政策の旗の下に参加できる方には、呼び掛けていくということだと思います。
旗となる政策の部分が詰めきっていないので、まず政策を詰めてから次の段階としてやっていく。
同時に統一会派の先には、新しい旗の下に結集する新党が見えるべきだと思いますので、今後、その辺をどのように詰めていくかだと思います。
Q:政策が詰めきれなかった場合、新党の確約ができなかった場合には、統一会派はありえないのか。
A:現場の政調会長の話を聞きますと、政策の詰めはいくつかの論点まで絞られているようですので、十分乗り越えられるという感触を得ています。政策は詰めることができると思います。
Q:新党を前提としなければ統一会派はありえないのか。
A:将来の新党の話は、ずっと言い続けています。
岡田代表も将来の新党の可能性を排除しないと言っておられますので、ある程度は進んでいけるという感触を得ています。
Q:統一会派となると、民主党と比べて人数的に存在感が小さくなるのでは。
A:国会論戦などを通じて存在感は示していきたいと思いますが、新党という形でひとつの塊になれば個々の存在感よりも全体の存在感が重要になってくるのではないかと思います。そういう意味で我々は新党を模索しているということです。
Q:党内で統一会派の結成に向けた合意形成はできているのか。
A:基本路線は、党大会で決議した野党勢力の結集です。その中のひとつのプロセスですから、異論はないと思います。
Q:両党以外への呼びかけは、政策がまとまってから行うのか。
A:まとまった政策の旗を各党・各会派・個人に示して、手を上げていただける方がいらっしゃるなら、是非参加していただきたいと思います。これが実現できれば100名規模になりますので、来年の通常国会は与党と十分戦える体制ができるのではないかと思います。


【党代表選挙について】
Q:小野総務会長が代表選挙への出馬を表明されましたが、現在の松野代表ご自身のお考えをお聞かせください。
A:私も出るつもりです。
Q:改めて出馬を決意された理由は。
A:これだけ野党再編が動き始めましたので、道筋をつけるまでは頑張りたいと思います。
Q:代表選で松野代表が考えている争点は。
A:まだ何を訴えるか深く煮詰めていない段階ですから、今現在はどのようになるかわかりません。
Q:小野総務会長との政策の違いは。
A:どのような論戦になるのか、今は正直言ってわかりませんが、私は自分が今まで言ってきたことを訴えるつもりです。野党再編に関しても同じだと思います。
Q:小野氏は、風通しのいい党内にしたいと述べているが。
A:動き始めたのはここ一週間で、それまで水面下の動きでやってきたことですから。
もちろん党内で自由闊達な議論は大いにすべきだと思いますし、今日も両院議員懇談会を開いて、これまでの経過説明と今後進んでいく方向性を皆さんにお示しし、さまざまな意見をいただきました。
Q:党の方向性をどのように示すのか、改めて語っていただきたい。
A:改革勢力を結集し、政権交代を目指せる体制を組むということです。
Q:代表選で統一会派を結集していくということを訴えるのか。
A:訴えます。もちろん政策が詰まればという前提ですが。
Q:仮に松野代表が臨時党大会で新代表として承認された場合、臨時党大会で統一会派結成を諮るのか。
A:統一会派の結成は、国会マターの話であり臨時党大会マターの話ではないです。あくまで両院議員総会マターの話ではないかと思います。
党の方向性に関しては、私も代表選挙の中で訴えるつもりですし、当然、党の方向性に関する考え方も踏まえて新代表に選んでもらいたいと思っています。
Q:代表になられた後、大阪との関係は今のまま法廷にゆだねるのか、あるいは違うやり方を考えているのか。
A:基本的に主張すべきものは主張しながら、円満に解決すべきだという方針でやってきたつもりですので、その路線は堅持していくつもりです。
Q:党員名簿は大阪側にあるが、地方組織から集めた名簿で党代表選ができる体制が整ったということか。
A:そうです。
党員であっても有権者名簿に記載されていない方向けに告知を行い、新たに代表選挙への参加資格を付与するという行為があれば大丈夫であろうと弁護団からも話を聞いており、代表選挙を実施する運びとなりました。


【臨時国会について】
Q:臨時国会をめぐる政府の対応について。
A:憲法違反でしょうね。
憲法53条に、議員の4分の1の要求があった場合は臨時国会を開かなければならないと明記されている。時期に関する記述がないので時期は内閣や与党に委ねられているのでしょうが「開かなければならない」という条文がある。臨時国会を開かずに通常国会が開かれれば、臨時国会を開かなかったという事実が確定しますから、条文との整合性を考えても明らかに憲法違反だと思います。


以 上