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今井雅人国会議員団松野頼久記者会見

【2015.10.15】松野頼久代表 定例会見


平成27年10月15日(木) 松野頼久代表会見における発言


定例会見を始めさせていただきます。
党内で粘り強く円満な解決を模索してまいりましたが、昨日、臨時党大会を独自に行うという文章が届きましたので、大変残念なことですが、事実上、党は分裂状態になったと思います。我々は、橋下氏の新党構想から党が割れないように一緒にやっていく道を模索してまいりましたが、残念ながら昨日、決定的な状況になったということをご報告させていただきます。
それでもまだ、我々としては出来る限り円満な解決の道を模索してまいりたいと思うと同時に、去年の衆議院選挙で840万人の方に投票いただき、延期しましたが本来であれば1人1票の代表選挙も導入して5万人の方に党員になっていただきました。有権者の皆さんや党員の皆さんのために、しっかり党を守っていかなければならない責任の中で今後行動していくことをご報告させていただきます。
私の方からは以上です。


【両院議員懇談会について】
Q:両院議員懇談会の主旨と、参加者から出された意見について。
A:執行部からは今までの経過の報告をいたしました。
今日来ていただいた皆さんからは、よくここまで粘り強く円満な解決への道を歩んだと。普通の政党であれば、もっと早くにいろいろな形があったのではないかと思うが、我慢強く対応してきたことに関していろいろな言葉をいただきました。
Q:今日、除名対象ではない議員で欠席された方もいると思うが、今日出席した議員の方々とどのような話があり、どのような状況であると分析しているのか。
A:冒頭申し上げました通り、皆さん分裂状況になったという認識は持っております。
今日出られた方、出られなかった方、それぞれ理由がありますので一概にどう見ているかと問われても、そこはコメントに困るところです。
一人でも多くの議員に残ってもらい、次の、私が唱えております改革勢力の結集である野党再編に向かっていきたいと思います。
Q:今日の両院議員懇談会に除名対象になった国会議員の方は呼ばれていないということか。
幹事長:呼んでおりません。
Q:その時点で除籍処分は成立しているということか。
幹事長:はい。そういうことです。
昨日の段階で人数を確定すると申し上げましたが、国会議員の場合は人数も少なく明白ですから。
Q:昨日、臨時執行役員会へ代表は参加したのか。
A:いいえ、しておりません。
幹事長から報告を聞きました。
Q:参加されなかった理由は。
A:勘違いもしておりましたので。


【処分について】
Q:今日、新たな除籍処分が行われたわけですが、その概要と意気込みを。
A:概要は幹事長の方から。
幹事長:昨日の会見で既に皆さんにご案内しておりますが、大阪維新の会に所属する国会議員・地方議員の籍を除する、除名するということを昨日決めさせていただきました。人数の確定をした上でと昨日申し上げましたが、本日人数が確定いたしましたので除名処分といたしました。
人数は全部で164名ですが、その内、昨日除名処分とした東徹氏、馬場伸幸氏の2名も含まれていますので、差し引きまして162名ということです。以上です。
A:大変残念なことですが、冒頭申し上げた組織を守っていかなければいけないということで、本当に断腸の思いです。是非そこは、ご理解をいただきたいと思います。
Q:大阪維新の会所属の方を除名処分にしたのは何日付けか。
幹事長:処分の決定は昨日(10/14)ですが、正式な手続きは本日(10/15)です。
Q:除名は、本日付けの分は本日通知をされたのか。
幹事長:これから通知いたします。本日中に。
Q:昨日・今日、国会議員・地方議員の処分の人数の内訳は。
幹事長:国会議員 12名、地方議員(市長・府議・市議・町議) 153名 計165名です。


【大阪側の主張について】
Q:除籍になった方々が、24日に臨時党大会を開いて分党を決議すると主張していることについて。また、彼らへの対応について。
A:勝手に党大会を開くということなので、理解できません。
昨日の文書の中で、私の代表としての権限がないということも言われておりましたが、正当な党内手続きを経て就任し、一昨日までは代表という立場でいろいろな交渉もしてきました。それが、円満な解決が破たんになったら、いきなり代表としての資格はないというのは理解不能です。
このような形になるのであれば、本当は1人1票の代表選挙を導入したので、路線も含め代表選挙で決着すべきだったのではないかと思います。
代表選挙を実施する前に、あのような形で新党構想を出されてしまった。
本来であれば、党員まで含めた画期的な代表選挙の制度を導入したのだから、新党を作らずに今の党で、代表選挙で決着をつければ良かったのではないかと思います。
党自体が分裂するとか、割れる、出ていく、などということをすべきではないです。よほど選挙の時と違うことがあったなどの事情があれば別ですが、党というものは、そう簡単に壊したり作ったりすべきものではない。もう少し我々は、政党の文化というものを根付かせていかなければいけないのではないかと思います。
Q:協議が決別した後、橋下氏がツイッターで現執行部に対して、「オツムは大丈夫か?」などと厳しい言葉を使って批判しているが、離党も含め今日に至るまでの橋下氏の言動をどう見ているか。
A:以前も申しましたが、一緒にやってきた仲間ですから、あまりそこで言い合うのは良くないと思います。私の方から何か申し上げたことは、一度もございません。円満な形でお互い違う道を歩むということを考えるべきではないかと思います。
Q:大阪側が示した通知書の中で、任期満了の際の新代表は選挙によってしか選ぶことはできない、それを認めたとしても、松野代表の任期は9月末までだという見解が記されていたが、代表のお考えは。
A:執行役員会の中で、代表選延期と同時に任期の延長も確認しておりますので、まったく問題ないと思います。
党規約の中で細かい規定がないものに関しては執行役員会に委任するという文言もあります。本則の中に細かくルールが明確になっていないところに関しては、執行役員会に委任するという文言がありますので、間違いないと思います。
Q:任期は、11月1日までか。
A:はい。そのように認識しています。
Q:代表の任期が11月1日ということですが、それ以降、どのように代表を選ぶのか。
A:近々、執行役員会で決めたいと思います。


【今後の国会活動について】
Q:今後も和解や話し合いの道も考えているとおっしゃいましたが、分裂と見られても仕方のない状況で、どのようにやっていくつもりか。
A:今現在、具体的な方策があるわけではありません。事態が決定的になるまでの間に、そのようなチャンスがあるかも知れないし、ないかも知れない。チャンスがあるかは分かりませんが、気持ちとしては最後までその道は探っていきたいと思っております。
Q:先ほど野党再編を進めていくとおっしゃったが、このような状況になり、想定どおりに進むと考えるか。
A:民主党と変わらず政策協議も進めていますし、協議が終わり合意できるなら、選挙の体制も組んでいきます。合意していた方向にぶれずに進んでいくと思います。
Q:国会の会派について、除籍された皆さんを維新の党の会派から外す手続きはするのか。
幹事長:執行役員会に諮っておりませんので、まだ決めておりませんが、今後はそのような方向になっていくと思われます。
Q:執行役員のうち、大阪の議員が抜けたが、その補充は。メンバーは考えているのか。
A:ただちに補充いたします。メンバーは考えています。


(以 上)