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国会議員団松野頼久柿沢未途記者会見

【2015.08.27】松野頼久代表 柿沢未途幹事長 記者会見


平成27年8月27日(木) 松野頼久代表会見における発言


【両院議員懇談会について】
Q:両院議員懇談会の内容を改めて伺いたい。
A:昨日の夜から今朝にかけて、橋下最高顧問と何度か話をさせていただいた。今、安全保障、野党再編など国政の課題が山積している中で、内紛のようなことは早く収拾すべきとおっしゃっていた。今日、柿沢幹事長は辞任しない、公開討論会は開催しない、今党が割れるようなことはすべきでない、というメールをいただいたので、先ほど両院議員懇談会で私の決定として発表しました。


Q:両院議員懇談会で了承したのか。
A:了承ではありません。人事権は代表にあります。こういう問題が勃発していたので、昨日はみなさんの意見を聞きたいと考えて両院議員懇談会を開催しました。その場で昨夜中に決定し、今日の昼の12時までに発表するとお伝えしたので、12時30分に両院議員懇談会を開いてみなさんに発表したということです。


Q:参加者から意見は出されたか。
A:まったくありませんでした。


Q:橋下最高顧問のメールを受け、任命権者として柿沢幹事長の続投を決めたということですね。
A:そういうことです。


Q:このような決断に至った代表のお考え、背景は。
A:特に橋下最高顧問に国政政党としての「維新の党」を心配していただき、国政の課題に取り組むべきだという気持ちをいただいたことには、大変感謝しています。その思いに沿って私も決断しました。


Q:橋下最高顧問から個人的にメール以外で、メッセージなどはあったか。
A:いろいろな話をしました。橋下最高顧問からは、大阪ダブル選挙に専念したい、国政政党は今、安保の議論も野党再編もしっかりやってもらいたい、内紛みたいなものは早く決着つけるべきだということで今日の決着に至ったのだと思います。


Q:代議士会が終わったあとで足立議員が、維新は独自の安保法案を示しているので安保法案に反対する他の野党との共闘は矛盾しないかと質問されましたが代表はどのように答えたのか。
A:岩手県知事選に関しては執行役員会で野党系の達増氏を「支持」と機関決定しており、告示前日の共同会見へ応援に行ったことは問題ないと答えました。会見でそれぞれの党首が自由に話している中で安保のことを話している党首もいた、私も話した。しかし、あくまで安保を議論する場でなく選挙の応援であり、まったく問題ないと説明しました。


【橋下最高顧問・松井顧問の離党について】
Q:橋下・松井両氏が離党すると連絡は来ているのでしょうか。
A:国会議員宛のメールに書かれています。「僕と松井知事は国政政党維新の党を離れて大阪、関西の地方政治に集中する」と。離党の理由は、地方政治に集中するためです。


Q:手続き的には事務局に正式に離党届をもってくるのでしょうか。
A:事務局が行うが、そうはいっても大事な方ですから、しっかり意見交換、相談していきたいと思いますし、大いにいろんな意見を言ってもらいたいと思っています。


【柿沢幹事長について】
Q:大阪選出の議員から柿沢幹事長は早めるべきという声が強かったと思うが、続投と決まり党内に火種がくすぶる形になると思うが、党運営に支障があるのでは。
A:しっかり党務にあたってほしいと思います。


Q:結果として柿沢幹事長が辞めないから橋下・松井両氏が辞めることになったことについて。
A:橋下最高顧問からメールをいただき、本当にお力をお借りしたと思っている。


【政界再編について】
Q:野党再編について橋下・松井両氏の考えは。
A:野党再編に関して、橋下最高顧問とは考えはまったく一致している、松井顧問とも一致していると思う。改革勢力を結集して野党再編を行うというのは党大会で確認したことなのでまったく違いはありません。


Q:松野代表は日ごろ、年内の野党再編について語っているが、今回の件はどのように影響するか。 A:今回は党内の話なので野党再編には影響ないのでは。国会審議にも影響ないだろう。今後は一丸となって国会審議にあたっていきたい。


平成27年8月27日(木) 柿沢幹事長の発言


【幹事長続投について】
Q:今回、引き続き幹事長職を続けることになったが。
A:この間、メディアのみなさんをお騒がせし、党内にもご迷惑をおかけしたこと、申し訳なく思っています。経過において私自身反省すべき点があったと思っていますが、松野代表から、引き続き幹事長職をがんばってほしいとの言葉があった。幹事長職を全うしたいと思います。
橋下最高顧問からのメールが紹介されていたが、国政維新として政界再編、政権交代可能な野党を作ることと、安保法制についてがんばってほしいと書いてあった。その意を呈してことにあたりたい。
今まさに安保法制は参議院での審議が詰めの段階を迎えようとしている。連日、国会答弁を通じて政府案にいかに不備が多いものか、時の政権にフリーハンドを与えているものか、憲法適合性を欠いたものか、明らかになっている。我々も憲法適合性を担保された独自案を出して私も微力を尽くしたい。
政界再編、野党再編も松野代表の下、私もこれまで努力してきた。単純に民主党とくっつくとは全く考えていないが、民主党の中にも改革の政策、理念を共有できる議員はいると信じている。政界再編を実現できるようこの職を託されたわけだから一所懸命がんばっていきたい。


Q:先ほどの両院議員懇談会ではどのような話をしたのか
A:先ほど申し上げたように、これまでの経緯について反省も申し上げ、橋下最高顧問のメールに政権交代を成し遂げる野党をつくり、安保法制がんばってほしいとあったが、そのとおりがんばっていきたい、今後もよろしくお願いしたいと簡潔に申し上げました。


Q:今回の件があり党の調整役の幹事長として厳しくみられると思うが、どのような姿勢で臨むか。
A:ご指摘を踏まえて、しっかり党の皆さんにご理解得られるように努力していきたい。


【橋下最高顧問・松井顧問について】
Q:橋下松井両氏が維新の顔が離党することについて。
A:国政政党としての維新の党をはなれるというが、大阪市長、大阪府知事として、我々と同じ理念を掲げて活動されるので、私は縁が切れたとは思わないし、また改めていっしょにやっていく場面もあると思っています。


Q:松井さんと話して誤解を解くことについては
A:私自身反省すべき点はあったと思う。一方、党を割る割らないという話をこういうときに持ち出すのはいかがかと思っている。私に関する論評も、厳しい言葉だなと感じるこことも。私自身は党内の内輪もめをあまり外に出すべきでないと思い、経過の説明も含めて表に出すのを控えてきたが、大変残念に思っています。今後、橋下松井両氏が受け入れていただけるなら、お会いする機会があればと思っている。


(了)